さえらの温泉ブログ
温泉地の印象など、言いたい放題コメントしています。
DATE: 2009/08/17(月)   CATEGORY: 温泉
絵に描いたような夏休み (その2)
7日は、混んでいるはずの下田、弓ヶ浜を避け、やはり松崎・河津ルートで帰ることにした。松崎でなつかしい民芸茶房に寄る。いつものことながら、コーヒーを頼んでも、きびなごの焼いたのが突き出し?に出る。朝からビールと焼き魚で宴会やっているカップルも。夏休みだなあ。あ、名物おばあちゃんもちゃんと元気だな。声をかけると、「もう88だよ〜、今朝も点滴打ってきたよ〜」といいつつ、しっかりした足取りだ。「ば〜ちゃんの作ったもん、なんかもっていって。あ〜、この成金豆、あげようね」と手作りのグッズをくれた。(何でか知らんが、私は老人からものを恵んでもらうことが多い(^^;))。この豊崎ホテルに泊まったのはいったい何年前だろう?かつおのハラスとか、変わったものをいろいろ出してくれた。イカの活き作りがでたのだが、ゲソは翌朝料理してあげるね、と言ってお皿を下げたのに、朝食にはイカが出なかったのだ。つれあいは、きっと一生この話をしつづけるんだろうな。

少し走る。昨日飲んだ焼酎「百笑一喜(ひゃくしょういっき)」の米を作っているという岩地の棚田にいこうかと思ったが、道が狭くてあきらめた。加増野のポーレポーレへ寄る。ここのそばはうまい。地元の子どもたちがそばうち体験をしていた。日差しはまっすぐで、空はどこまでも青い。田んぼに稲が揺れる。早場米はもう稲穂を垂れている。途中でおふくろまんじゅうを売っている売店に寄った。素朴で美味しい。隣に陶器を売る店ができている。どうやら障害者作業所の作品を売っているらしい。これも素朴で力強いものが多く、つい買い込んでしまう。
このルートで戻るなら、と観音温泉にも立ち寄った。相変わらず、途中の道路は離合もできないほど狭い。最初に来た10年以上前は、本当にこの先に温泉があるのか、とものすごく不安になったことを覚えている。

今回は3年ぶりくらいだろうか。しかし、建物は本当に立派になった。ピグマリオンという名の豪華な旅館もでき、昔の質素な湯治宿、スポーツ合宿の宿からは想像もできない雰囲気だ。お湯の質は、檜の内風呂は相変わらずのとろとろしたアルカリ系だったが、露天などは普通だった。これも仕方ないだろう。昔風の湯治宿も復活させたらしく、少しは手が届くものに戻ってきたかもしれない。だが、温泉水や化粧水の巨大な工場がそばにあるのはちょっと興ざめである。できればもう少し自然に溶け込むように作ってほしいなあ。
あずさ山の家の売店でらっきょう漬けを買ったりしながら、ぜんぜん混んでいないR135を北上して富戸へ戻った。一昨日までの曇天がうそのように、ピーカンのお天気の二日間だった。なんだか、今年は夏を堪能したという気分だなあ。

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DATE: 2009/08/17(月)   CATEGORY: 温泉
絵に描いたような夏休み (その1)
お盆の混雑を避け、前の週に一日休みをとって木曜夜から伊豆へ向かう。今回は車で行く。畑でとれた膨大な量のトマトやオクラ、なすやきゅうりに紫蘇の葉まで持ち込む。相変わらず、野菜が主食の生活だ。(にもかかわらずなぜ痩せないんだろう??)高速道路は、この日から安くなっているのに、がらがらで、2時間ちょっとで富戸まで着いてしまった。
20時すぎにいつもの天童へ行く。4月に入れたボトルがまだ残っている。今日は港の市場へ行けなかったそうで、魚ないよ〜、といいながら、刺身を出してくれた。鯵、めじまぐろ、イカなど数種類が並ぶ。ここへ来ないと伊豆へ来た気がしないんだよな〜と連れ合いが生ビールを飲みながら嬉しそうだ。キンメダイを塩焼きにしてもらう。煮たものよりうまいかも。目の前に美味しそうな卵がある。「お客さんにいただいたんだよね〜」無理言って、白いご飯を一杯もらい、卵かけご飯にする。黄身の色は自然な薄い黄色だ。濃すぎる黄色は飼料の色素だものね。で、この卵かけご飯が、感動的に旨かった。卵代は、いらんよ〜。おばさんが笑う。この店がある限り、富戸から離れられないなあ。

翌朝、最低限の荷物を持って雲見へ向かう。雲見は伊豆の中でも最も不便なところと言われるが、富戸をベースにすれば2時間の道のりだ。かわいいお宿 雲見園、というその宿(秘湯を守る会の会員でもある)は、海から91メートルしか離れていない。久しぶりに海水浴の予定だ。宿に電話すると10時から駐車場に停めていいという。ラッキー。
12時に宿についた。らら、たしかにかわいいなあ。たった5室だ。でも、お迎えにお子さん二人が出て来てくれて、なんだか、すごくアットホーム。じーちゃんが船を出し、ばーちゃんが漬物をつくり、お母さんが宿を切り盛りしている、という雰囲気で、民宿をちょっと高級にした、という感じかな?でも、サービスはすごくいい。お父さんがいろいろ説明してくれる。「海から戻ってきたら、ここでお湯かけて洗ってくださいね。タオルはここに準備してありますから。あ、浮き輪もビーチサンダルも、無料で貸し出していますから持っていってください。」浮き輪で遊ぶなんて何年ぶりだろう。大きな黄色いのを貸してもらう。ビーチサンダルも車に乗せてはいたのだが、借りることにする。後で見たら、貸出表に部屋の名前「夢富士」と書いてあった。
海は前日までの台風の影響でかなり波が荒かった。でも、浮き輪でぷかぷか浮かんでいるにはかえって楽しい波だ。海に入ることさえ、何年前のことだか覚えていないくらい昔だ。なんだかなつかしい雰囲気だなあ。海は青い。空も青い。なんだか眠くなってきた。。浜辺でうとうとする。子どもたちの歓声、波の音、吹きぬける風。極上の時間が流れていく。

宿に戻って予約しておいた貸切展望風呂に入る。ほんの少し海が見える程度だが、街の中も見えてうれしい。風が涼しく通っていく。源泉かけ流しの湯は、小さいだけに湯質は良い。ここが秘湯として認定された理由もわかる。
夕食はかんぱちの姿造りを始め、お魚のオンパレードだった。刺身の量が多すぎて、最後は鍋でしゃぶしゃぶしたが、ごまとポン酢を合わせたたれが美味しかった。
朝食も手作りのものがたくさん出て、ご飯が足りなく感じる。小さな宿だが、手作り感いっぱいで、大変気配りがあってうれしい。秘湯を守る会に参加してから、この会を知ってもらうためにがんばったらしい。たしかに、ここに来る客で、秘湯だと思って来る人はたくさんいないかもしれないなあ。おりはし旅館や山口旅館など、九州の秘湯の話で盛り上がる。奥津温泉の奥津荘(秘湯ではないが名湯だ)で買った「温泉達人」のTシャツを着ていったので、宿の主と温泉談義に花が咲く。野口冬人がこの宿を愛して、朝までロビーで酒飲んでいたそうだ。

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DATE: 2009/05/06(水)   CATEGORY: 温泉
韓国・咲花・湯村
しばらく更新できなかった。朝5時から深夜まで駆け回るという、軍隊なみにタフな韓国ツアーから戻った後、体調が戻らないまま、講義や講演が続いていたのだ。このツアー、楽しくはあったのだが、若い男性陣でさえ、みんな帰国後、熱を出したり、寝込んだ人が続出する旅だった。釜山、慶州、ソウルを3日で回るのは無茶だよなあ。早朝登山で転んで足を怪我した。その状態で30年ぶりに自転車に4時間乗った。宿ではお茶を飲む時間さえなかった(;;)。 ま、これも経験だ。。

で、それから今日までの間、まったくどこにも行かなかったわけじゃない。新潟の講義のため、咲花温泉というところを見つけて、泊まりに行った。佐取館という阿賀野川に面した旅館は、なかなかいい宿だった。ちょうど磐越西線は桜の盛りだった。咲花自体はもう散り際だったが、それでもきれいだった。
お湯はかなり硫黄の匂いのするものだ。山の反対側の月岡のように、石油系の湯の花が浮いているわけでもない。同じ山脈なのに、不思議なものだ。5月には磐越西線を走るSLばんえつ物語号に乗りたくなって、その指定だけ早々と買ってしまった。。

翌週、山梨大の講義のために甲府の湯村温泉に行く。湯村B&Bという名前ではあるが、ごく普通のビジネスホテルのような雰囲気である。大雨だったので、夕食も頼んだが、ビュフェはいまいち。温泉も、源泉かけ流しとあったが、いまひとつ特徴のないお湯である。だが、飲泉は可能だ。結構おいしい。

結局、二回温泉に行ったが、それでも韓国のあの疲れを癒すにはいたらなかった。連休をずっと伊豆にこもり、ネットアクセスも控えて、なんとか今夜になって少し立ち直った感じだ。

疲れから回復するのに、時間がかかるようになったなあ。ゆっくり生きろということか。今週末は、ひさしぶりに月岡の湯だ。さ、今度こそ、SL乗るぞ〜〜。晴れるといいな。
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DATE: 2009/04/14(火)   CATEGORY: 温泉
福島 飯坂温泉 ほりえ屋
LAから戻った3月のことだ。乗っていた飛行機が指す目的地が、なぜか札幌と関空になっている。おっかしいなあと思っていたら、徐々に情報が流れてきた。「成田で飛行機が燃えてるって」「空港閉鎖らしいよ」こんなときはガセネタも流れる。「たくさん人が死んでるらしい」これはうそばっかりだったが。。

しかし、成田に着けそうにないのは同じことだ。結局関空へ19時すぎに降りた。もう少し早い時間のフライトなら新幹線で横浜へ戻れたのだが、この時間ではいかんともしがたい。ハイアットに泊めていただくことになった。問題は翌日、午後に福島でUD委員会があるのだが、新幹線を乗り継いでも間に合わないことだ。伊丹から福島行きの飛行機は時間があわない。メンバーの一人が教えてくれた。伊丹から仙台へ飛ぶほうが、その後、新幹線で福島へ行きやすいですよ。そっか、その手があったかとネットで予約した。片道33000円もかかるけど、背に腹は変えられない。

時間は充分にあって、福島の委員会は順調に終わった。実はこの日、私は飯坂の温泉宿を予約してあった。前回は、古い旅館のなかむらやにNPOのメンバーと一緒に泊まった。そのとき、向かいのほりえやにも行ってみたいと思って今回は予約をしていたのだ。前日ではキャンセルするには惜しい。トランクは宅配にして、家にも帰らず、福島から飯坂へ直行することにした。

木造三階建ての古い旅館。玄関には子どもの声が響き、おじいさんが新聞を読んでいる。民宿のような、なつかしい雰囲気だ。バスもトイレもないが、これで充分だという気がする宿である。部屋は通りに面していて、とても広い。おこたの入った部屋には、暖房もあって全然問題なさそうだ。

お風呂は、2つあって、いつでも好きなときに札をかけて入るタイプだ。お客さんが少ないので札をかけるとほとんど貸切状態である。源泉かけながしに近い。

飯坂はもともと湯温が大変高いところで、以前、隣の公衆浴場「鯖湖湯」へ行ったとき、そのあまりの熱さに、閉口したものだった。55度くらいあって、やけどしそうだった。でも、ほりえやのお湯は45度くらいだ。適度に熱くて気持ちいい。

通りの足湯に行く。地元のおじいちゃんが、1歳に満たないと思える赤ちゃんを連れてきて、足湯を使わせている。椅子においてあったタオルで子どもの足を拭いていた。共用なんだな。こんな年令から飯坂のお湯に浸れてうらやましいことだ。

鯖湖湯にも行く。建てなおされてはいるが、木造の堂々たる建物だ。番台も脱衣所も風情がある。おっ、今回はそんなに熱くないぞ。49度くらいかな。「観光客にも配慮して、少し温度を下げましょう」と貼り紙がしてある。地元の人が折れてくれたんだな。しかし、いいお湯である。

ほりえやの食事は、昔なつかしいお膳で運ばれてきた。3階まで持ってきてくれて、申し訳ないくらいだ。家庭的で、なかなか美味しい。昨日までの疲れ、時差、もろもろの気遣い。いろんなものが温泉のお湯にほろほろ溶けていく。ぐっすり眠った。いいお湯だったかどうかは、よく眠れたかどうかで決まる。ヘビーだった1週間のあと、疲れを残さずに仕事に復帰できたのは、この飯坂のお湯のおかげだったかもしれない。安くて美味しくて、家庭的な、いい湯宿である。秘湯だけでなく、こんな旅も悪くないものだ。
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DATE: 2009/03/12(木)   CATEGORY: 温泉
加賀温泉
京都から高岡にどう行こうかなと思い、ルート上の加賀温泉へ行くことを思いつく。だが、一般の旅館では、夕食の時間が遅すぎる。どうしようかと思って検索していると、ホテルアローレにたどり着いた。かなり遅くまでチェックインして夕食をとることができるらしい。ちょっと予算オーバーだったが行ってみることにした。

この日、京都はとんでもない雨と風。で、琵琶湖の北を進む電車は、がんがんに遅れる。やきもきしていたが、なんと加賀温泉の駅に、ドライバーは待っていてくれた。30分も遅れたのに。感謝。

夕食時に着ようと思っていたシルクのカーディガンを出して呆然。雨に濡れている!ジュラルミンのケースで移動していたのだが、あまりの大雨にケースのつなぎ目から雨がもれたのだろう。悲しかったけど、あきらめて乾かす。ま、気づいたのが今日でよかったと思うことにしよう。

夕食はカニ一杯つきの和食にしておいた。この時期、北陸には間人(たいざ)カニというまぼろしのカニがあるそうだが、港までいかないと食べられないそうだ。ごく普通のずわいガニだったが、なかなか美味しかった。このホテルは社員教育が徹底しており、サービスがいい。

温泉の泉質はまあまあだった。アルカリで肌には優しい。だが、露天風呂は温泉でないとのことで、ちょっと残念だった。

今後は、観光地も、泊食分離を進め、観光客が待ちに出る仕組みを支援すべきだ。その意味で、旅館だけでなく、ホテルも大事だと改めて感じた。近くにはコハクチョウも飛来していた。今回は片山津温泉の一部だったが、加賀温泉は4つの温泉の総称である。以前に行った山中温泉も良かったので、次回はもっとゆっくり泊まろう。14時イン12時アウトが可能な宿に、20時イン9時アウトではもったいないと思った。
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