憲法改正論に思う
憲法制定60周年の今年、改憲論議がかまびすしい。
だが、私には、どうしても、改正しなくてはならない理由がわからない。改憲派が言っていることが、どうも筋が通っているような気がしないのだ。(憲法改正、とは言わない。改悪かもしれないからだ)
環境権やプライバシー権など、憲法で新たに追加すべきほどの内容には思えない。基本的人権さえ女性や障害者、高齢者などに対してはまともに守られていない現状にあって、更に追加する権利が守られる保障はあるのだろうか?それぞれの法律の中で、充分カバーできる内容のように思えるものばかりだ。
やはり、改憲派がこの数日間、何度も触れたように、九条第二項の改定が最大の課題なのだろう。だが、その根拠も釈然としない。
すでに自衛隊が海外へ行っているのだから、それに合わせて改憲を、というのは、今の状態が違憲だと認めているわけである。そして、改憲派が何回も言うが、貢献に応じた感謝が欲しい、という論理には、とてもついていけない気がする。
そもそも、湾岸戦争のときのトラウマだという話だ。一兆円も拠出したのに、感謝リストの中になかったのが悔しかったのだと。子どものケンカじゃあるまいし、ちゃんと申告して、リストに入れてもらえばすむことじゃなかったのか。感謝されないことが悔しいからといって、もっと目立ちたいということなのか?もっと派手に「軍隊」を派遣して、ちゃんとドンパチやりたいということなのだろうか?
そもそも、国際貢献は、感謝されるためにやるんだっけ?美しい日本の言葉に、「隠匿」じゃなかった、「陰徳」というのがある。功徳は陰で積むものだ。顕彰されることを目的にした貢献は、なんだか薄ら寒い。
経済界は、グローバル化が進んでいるから各地の日本企業を守るために軍隊派遣が必要というが、各国の経営を現地にまかせることができるのがグローバル企業の本質なのだから、本来、外交で解決すべき問題だろう。世界じゅう、何万箇所も日本企業は行っているのに、全部を派遣軍で守れるわけないじゃないか。経済大国にふさわしい貢献を、というが、数年後には日本は突出した経済大国ではない可能性が高い。英国と同じく、成熟局面に入っているだろう。
むしろ、日本は、その文化で、非戦の誓いで、世界に貢献できることがたくさんあるはずなのだ。軍隊を出さなくても、その国の国民に感謝されることはたくさんある。国境なき医師団などのNGO支援や、ITを駆使した情報提供支援、危機管理などマネジメントスキルのトランスファー、人材育成など、平和を誠実に希求することから始まる国際貢献の形を探るべきだ。杉浦千畝のような人材を輩出することのほうが、どれだけ日本を守ることにつながるか、国はわかっているのだろうか。
国際社会は、日本が軍隊を持つことを、決して望んでなんかいないのに。いや、どこかの国で武器商人が待っているかもしれないが。
ガンジーにつながる非戦の系譜を、日本は持ち続けることができるのだろうか?改憲は、おそらく天皇家も内心では大反対のはずなのだが、これも歴史の中でしか表に出ないのだろう。
国益のため、自衛のためと称して、戦地に送られる若者たちの行く末を思う。そう、二次大戦でも、イラクでも、最初は正義のためだったよね。国が若者に近代史を教えてこなかった本当の理由は、ここにあるのかもしれないと、思いたくないことまで思ってしまう。世も末だ。
だが、私には、どうしても、改正しなくてはならない理由がわからない。改憲派が言っていることが、どうも筋が通っているような気がしないのだ。(憲法改正、とは言わない。改悪かもしれないからだ)
環境権やプライバシー権など、憲法で新たに追加すべきほどの内容には思えない。基本的人権さえ女性や障害者、高齢者などに対してはまともに守られていない現状にあって、更に追加する権利が守られる保障はあるのだろうか?それぞれの法律の中で、充分カバーできる内容のように思えるものばかりだ。
やはり、改憲派がこの数日間、何度も触れたように、九条第二項の改定が最大の課題なのだろう。だが、その根拠も釈然としない。
すでに自衛隊が海外へ行っているのだから、それに合わせて改憲を、というのは、今の状態が違憲だと認めているわけである。そして、改憲派が何回も言うが、貢献に応じた感謝が欲しい、という論理には、とてもついていけない気がする。
そもそも、湾岸戦争のときのトラウマだという話だ。一兆円も拠出したのに、感謝リストの中になかったのが悔しかったのだと。子どものケンカじゃあるまいし、ちゃんと申告して、リストに入れてもらえばすむことじゃなかったのか。感謝されないことが悔しいからといって、もっと目立ちたいということなのか?もっと派手に「軍隊」を派遣して、ちゃんとドンパチやりたいということなのだろうか?
そもそも、国際貢献は、感謝されるためにやるんだっけ?美しい日本の言葉に、「隠匿」じゃなかった、「陰徳」というのがある。功徳は陰で積むものだ。顕彰されることを目的にした貢献は、なんだか薄ら寒い。
経済界は、グローバル化が進んでいるから各地の日本企業を守るために軍隊派遣が必要というが、各国の経営を現地にまかせることができるのがグローバル企業の本質なのだから、本来、外交で解決すべき問題だろう。世界じゅう、何万箇所も日本企業は行っているのに、全部を派遣軍で守れるわけないじゃないか。経済大国にふさわしい貢献を、というが、数年後には日本は突出した経済大国ではない可能性が高い。英国と同じく、成熟局面に入っているだろう。
むしろ、日本は、その文化で、非戦の誓いで、世界に貢献できることがたくさんあるはずなのだ。軍隊を出さなくても、その国の国民に感謝されることはたくさんある。国境なき医師団などのNGO支援や、ITを駆使した情報提供支援、危機管理などマネジメントスキルのトランスファー、人材育成など、平和を誠実に希求することから始まる国際貢献の形を探るべきだ。杉浦千畝のような人材を輩出することのほうが、どれだけ日本を守ることにつながるか、国はわかっているのだろうか。
国際社会は、日本が軍隊を持つことを、決して望んでなんかいないのに。いや、どこかの国で武器商人が待っているかもしれないが。
ガンジーにつながる非戦の系譜を、日本は持ち続けることができるのだろうか?改憲は、おそらく天皇家も内心では大反対のはずなのだが、これも歴史の中でしか表に出ないのだろう。
国益のため、自衛のためと称して、戦地に送られる若者たちの行く末を思う。そう、二次大戦でも、イラクでも、最初は正義のためだったよね。国が若者に近代史を教えてこなかった本当の理由は、ここにあるのかもしれないと、思いたくないことまで思ってしまう。世も末だ。
COMMENT
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金ベエ | URL | 2007/05/09(水) 00:21 [EDIT]
金ベエ | URL | 2007/05/09(水) 00:21 [EDIT]
パチパチパチ(拍手)
連休は田舎に帰らねばならず、
地方紙を見てたけど、
(大手新聞もそうだったみたいだけど)
改憲はおかしいという九条の会のとりくみなんて
ほとんど載ってなかったなあ。
なんか、「報道統制」の臭いを感じちゃう。
それに、アメリカ帰りのアベちゃん、
ものすごーーく自信つけちゃったような感じがするのは
なんでだろ。
怖いなあ、ほんとに(^^;)
連休は田舎に帰らねばならず、
地方紙を見てたけど、
(大手新聞もそうだったみたいだけど)
改憲はおかしいという九条の会のとりくみなんて
ほとんど載ってなかったなあ。
なんか、「報道統制」の臭いを感じちゃう。
それに、アメリカ帰りのアベちゃん、
ものすごーーく自信つけちゃったような感じがするのは
なんでだろ。
怖いなあ、ほんとに(^^;)
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