さえらの温泉ブログ
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公務員のマイル返上は無意味
公務員が出張した際には、マイルをつけない、使わないようにという通達が、外部委員の私のところにまで来た。大きなお世話だなあ。民間人、一般人の私が出張するのに、どうしてそこまで口をはさんでくるのだろう。国会でこれで言い出した江田けんじ議員は、自分はマイレージなんか使ったことがないと、まるで正義の味方きどりだが、ITリテラシーの問題かもしれない。秘書の予約作業に実はコストがかかっていることが見えていないのだろう。

公務員が個人的に参加しているマイルプログラムで、出張時の予約や変更、支払いを個人で完結できれば、全体の効率化につながるではないか。その「人間×時間=コスト」という概念を一切考慮しないで、おまけをもらうのはけしからんと、カードも、ネットで予約する利便性も取り上げる。ICTの進化を根底から否定するような動きだ。海外では、マイルは個人に帰属するという判例が出ているそうだ。

居酒屋タクシーは、特定の公務員だけが便宜を受けるものだったから叩かれた。だが、マイルは別に公務員だけ率が高いわけではない。生協の買い物でポイントがつくのと同じだ。(65歳以上は月曜だけ高率だが。)元は税金なんだから、個人で受けるのはおかしい、という論理なら、公務員がE-Taxを使っても5000円のリターンは個人に帰属できないことになる。誰も使わなくなるだろう。

むしろ、現在の、官庁や公企業が、エコノミーであっても正規料金で移動している現状の方を変えるべきだろう。公務員全員でマイルカードを持つ。会費は個人持ちだ。で、国内外も全て、基本は最低金額のチケットしか買ってはならない。それ以外を買ったときは理由書を出させる。これで、おそらく日本の公務員の旅費交通費は、かなり減るだろう。要は、正しい領収書を添付すればいいのであって、それも今ではオンラインで可能なはずだ。

うちなんか、社長以下、全員、いっつも最安チケットだぞ。ホテル込みだともっと安いときはそれにする。で、マイルは個人に帰属し、会社が出してくれないけど、どうしても行きたい学会などに参加するときに使う。マイル個人で貯めた分も使うから半分自腹だ。IBMの友人も、一部上場企業の社長をしている連れ合いも、会社ではエコノミーチケットを買って、自分のマイルでアップグレードしている。全体では結構コスト削減になっているはずだ。町村官房長官がいうとおり、節税にもなるはずなのだ。

公務員は、実はほとんど海外になど行けないのだ。新婚旅行でさえ大変な思いで申請をしないと行けない。それは、高すぎる正規運賃とともに、制度上のバリアも大きい。だから、マイルでいい思いをしている公務員なんて、ほとんどいないのに、イメージだけで叩かれる。可哀想だな。

国家公務員旅費規程という、明治時代の遺構のような規定のために、講演会謝金と旅費の両方から一割源泉されてしまう身としては、マイルくらい自由にしてもいいじゃん、と言いたくなる。この時代遅れの法律のおかげで、陸路がつながっていれば、どんなに遠くても陸路で行く必要がある。公務員には、Time is Money.という概念がないので、飛行機でなら1時間のところを、片道6時間かけてもOKなのだ。21世紀とは思えない。で、時間を優先する私は飛行機に乗る。足が出るけど、マイルがつくからいっか、というのが慰めだったのに。

通勤時のパスモのポイントや、出張時にクレジットカードで宿代を支払ったときのポイントも、みな、個人ではなく、国に帰属するのか?どうやって分けるのか?どうやって返すのか?

ものすご〜〜〜〜く細かい管理社会になっていけば、ここからここまで乗った分は公務、この駅以降は個人、と峻別できるのだろうけど、なんだか、そんながんじがらめのユビキタスは、嬉しくない未来だなあ。

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